休むのも大事な稽古です。

大会シーズンともなると忙しい。

通常の稽古だけでも結構な頻度なのだが、週末には強化稽古だの、個人稽古だの、合宿だのと目まぐるしい。


最近、うちの道場で流行ってる言葉に『うっかり』というのがある。


出典は定かではないのだが、通常稽古に加えて特別稽古なんかをやってると、金曜日に通常稽古があって、土曜日に出稽古、日曜日強化稽古、下手するとそのまま月曜日に個人稽古で、また火曜日に通常稽古と。


うっかりしていると、週末から休まず空手を続けるはめになるという表現として、『うっかり空手をやってしまった!』というような話になるのだが、このところ、この『うっかりさん』が多すぎる。


また、子供達がこのうっかりを楽しんでいるというか、ポジティブな意味合いで御互いに投げ掛けあうというか。

うちの空手は、入り口の道場として、何より楽しく、風通し良くを心掛けているので気持ちは非常に解るのだが、何かに取り付かれた様にド突き合いながら、ニコニコ組手をやっている子供達の姿はちょっとしたオカルトものだ。


空手界ではこれをOSSウィルスと呼んでいる。


感染したら最後、不治の病である。


うっかりし続けてる君たち。完全に感染してるぞ。


先生、まさかここまで皆が空手好きになってくれるとは思ってませんでした。


でも、うっかり明けてしまった火曜日位は稽古が終わったら居残りしてないでさっさと帰ろうね。