政府や関係各省庁の感染症対策について、協会も各都道府県大会の開会が危ぶまれてます。
神奈川県でも連盟の主だった大会はほぼ中止になり、甲子園が中止になったことを嬉々として報道するマスコミに毎日うんざり。食傷気味です。
かねてより、連日報道されるマスコミの論調やコメンテーターの話振りに違和感を覚えてましたが、他の道場同様、政府や専門会議の自粛要請により当道場も閉鎖を余儀なくされております。
いやぁ、COVID-19型という新種のインフルエンザでここまでの大騒ぎになるとは当初、思ってませんでした。まさに想定外。
真に怖いのは人の常。
本来、他の季節性インフルエンザや流行性感冒、つまり風邪には特効薬がありません。
皆さん良くご存知のタミフルだのリレンザだのも、あくまでウィルスの増殖を抑制させるための対処薬でしかなく、特効薬では全くありません。だから感染後48時間以内に投与しないと効かないし、年間3000人以上の方がお亡くなりになってます。
同様にいわゆるこの新型コロナも、既にあるコロナウィルスやインフルエンザと一緒で、解熱剤や、咳止め薬等の対処療法で治療するしかなく、特効薬なんてものは出来ません。
当たり前ですが、このコロナウィルスも、当然インフルエンザや他の感冒同様、不幸に至る方も出るでしょうが、ただこれは、今年だけの話ではなく、毎年冬になると出てくるし、残念ながら人類がある限り永遠に罹患者は出続けることになります。
ですから、これだけ感染が拡がると、おいそれと終息宣言なんて出しようもないし、ましてや撲滅なんて出来るはずがない。
人類は、インフルや他のコロナと同様、今後は致死率を下げつつ 、この新型コロナウィルス、COVID19と上手く付き合ってくしかないんですね。
その中で、甲子園がついに中止。
一体全体、どういうエビデンスがあって中止にするのでしょうかね。
何度も言いますが、風邪やインフルエンザはうつります。
それは、夏だろうが、来年だろうが、10年たとうが、うつる人はうつるし、罹患もします。いまの状況と一緒です。
その中で今年の春だけは中止にしなければならない理由はなんなんでしょうか。
ちなみに、政府及び専門会議の見解はあくまで自粛要請であり、本文には、大規模集会、スポーツイベントは中止が望ましいとしか書いてありません。
これは、あくまでコロナの集団感染が起きる可能性が排除できないから、なるべくやったらやめといてやー。と、COVID19対策の専門会議の意見としては、至極、当たり前の要請です。
ましてや、日本はオリンピックを控えてますからね、反日国家や、護憲反対派に、変な横やりを入れられたくない手前、国際世論に対して日本は完全に封じ込めることに成功したと、喧伝できなければ大変な事になりますからね。
そんな中で、当然、政治的なアピールの意味合いも含めての『自粛』要請です。
ことさら神経質にな って上から下まで、自粛、自粛もしなければいきなり街中にゾンビが徘徊するようになるわけではないのです。
少しはずれますが、今回の大騒動は、政治的な意味合いでオリンピック反対派と賛成派が噛み合ってしまってる事に端を発してると思ってます。
オリンピック反対派は、コロナウィルス対策の不備をついて中止に追い込んで政局にし、改憲勢力である現政権を倒したい。
賛成派は、国家の威信をかけて、石にかじりついてでも大会を成功させるため、官民一丸となってコロナウィルスを封じ込めていると世界に喧伝したい。
結果的にこれが相互作用でマッチポンプのようにコロナを喧伝する結果になってしまっています。
福一の原発事故の時と同様に、被害の甚大さを訴え原発を廃止させたい護憲派左翼と、それを封じ込めていると喧伝する政府与党と改憲保守派。
結果的に、これが風評被害を産み、実際、あちらで生活されている方々の心に今なお、深い傷を負わせることになっているのは、ご存知かとおもいます。
これに、日中ワイドショーを見ているメイン層の高齢者と、現状に限りなく不満を持っている一定層が娯楽として破滅的なシナリオを傍観者として煽り立てる。
結果的に株価は大暴落し、観光地から人は消え、町からトイレットペーパーが消える訳です。
各地方自治体も、とりあえず事態の推移を見守りつつ、市民町民の健康被害を食い止めるためにとか耳障りだけは良い言葉で、隣町が学校閉めるんなら、公共施設の貸出を止めるんならウチもと、躊躇なく学校も公共施設も閉めちゃう。
民間もこうなると思考停止に陥り、冷静さを欠如したまま世間の同調圧力にエビデンスなんてすっ飛ばし、子供の涙なんか知ったこっちゃない、そんなことより大人の体面とか面子だとか世間体だのを大事に、苦虫を潰した様な顔で、目に涙をためながら苦渋の決断。
大会中止!!としちゃう。
なんなんだ。これは。
つまり、COVID-19があるから中止にしているんじゃなくて、後々めんどうに巻き込まれたくないから、とりあえず中止。
少なくとも、中止理由にちゃんとした根拠を聞いたことがない。
なんですか、感染する危険を拭えないって。
そんなん当たり前でしょ。
今まで不慮の事故や病死する危険を拭えてたんですか?
原因(COVID19)があるから大会中止なんじゃなくて、大会中止が先にあって、その理由付けに(COVID19)がある。
誰も責任を取りたくない、叩かれたくないから…。
この状況下で火中の栗なんぞ誰も拾いたくないですからね。やらない方が正解なんでしょう。たぶん。
なにをやったって、どう反応したところで、すべてはオリンピック為にっ!て抑え込みたい政府与党保守派と全てはオリンピックを中止させたいっ!っていう反対派護憲派左翼の両方に叩かれるの目に見えてますもん。味方0。
子供達の為に粋がってやったら怪我しますよね。
でもね、だからこそ、県大会については、個人的には止めるのではなく、子供達の為に知恵を絞り、どうやったら開催してあげられるのかを考えるべきだと考えております。
毎日、毎日、何人感染した、海外ではどうだこうだと、騒いでますが、統計論というのは、非常に面白いもので指標の一つにはなるのですけど、それを利用する人の意図によって数字はどうとでも引き出せます。
その証拠にマスコミは感染者は逐一詳細に発表するけど、回復者は発表しないでしょ。
開催を否定する指標はいくつでも作れます。
でも、反面、決して現在の様に、何か得体の知れない死病が蔓延しているかのようなウィルスではないという指標も同じように作れるんです。
大事なのは、事の本質を見極める力。
自分の頭で考える堅牢な思考力。
COVID19は重症性肺炎という恐ろしげな名前がついてますが、よく罹患する風邪の一種でもあります。
大会中止問題の本質は、罹患者を参加者、感染者から出してしまったら、誰の責任になるのかっ、責任はとれるのか。という事だと思います。
一人でも感染者を出してしまったら、全国民から非国民として叩かれるのではないのか、という恐れ。
だから、やらないのですか??
だから、中止にするのですか??
だったら、だったら、せめて、それを公の理由にしませんか?大人の皆さん。
現在の感染者数約650名、うち8割以上が軽症者。
さらには、重症者の8割が後期高齢者で、複合的な疾病を抱えている。
都市部の人口が約3500万。全員が仮に関東圏で罹患していたとしても感染者の比率は0.00009%。このうち8割は自宅で治る風邪です。
雷に当たるより、宝くじで2億当たるよりさらに低い確率。
自分達は武道家です。その武道家の矜持として、最優先すべきは個人や団体の名誉や体面ではなく、この世相の中でも、やりたい、出たいと思う子達の気持ちではありませんか?
口では、思わせ振りに苦渋の決断を演出してますが、大人の背中が透けててみっともなくありませんか??
ここは格好良く、粋がってみませんか?
大人のみなさん。
早く道場、再開できないかなぁ。
空手、やりたいなぁー。